ノア約束の船見てきた。

人類の起源的創作物を現代の映像描写で見れたことはとても貴重だった。

旧約聖書は「人の教え」として作られた物語。
あらゆる人間の行いが書きまとめられており
人によっては、正しいとされる教えが間違って見えることもある。

間違って見えるという事に誤りはなく、その道を突き進みある地点の「気付き」へ誘うよう
巧妙にしくまれている壮大な創作物。それが旧約聖書なのだ。

なので、自らの哲学を持ち、悩み、この映画を見ることで気付きが得られるだろう。
現代描写で、判りやすく視覚化された映像は脳に直接インプットされ、より明確な答えが得られる。
そういう映画だと思う。CGも非現実をいい感じで具現しているので結構楽しめる。


一番の愚行は、何一つ悩みを持たず、ポケーっと映画を見てエンドロール途中で帰り
なんの気付きも得られず無駄メシ喰って寝る事だろう。


俺が得られた気付きをまとめると
・人間はどうしようもないクソヤロウ
・悪行であろうが善行であろうがそれが分からぬウチはとことんやる。
・とことんやってある地点で気付きや過ちを知ることができる。
・人間の一番の才能は「過ちを悔い、正しい道を歩むことが出来る」
・男と女という低俗な括りを捨て、人として生きる。生きた上で男と女という価値を知る。
・神は「宇宙そのもの」であり、当然宇宙に答えを求めても答えはない。なぜなら自分も宇宙の一つだから。

という具合に俺が普段から思っていることを、そのまま明確に気づきとして答えを見せてくれた。
しかし、これをここまで読んだキミが映画を見て俺と同じ道に辿り着くことはないだろう。
キミが映画を見て、見た答えがキミの気付きであるのだからその道をゆけば良い。


それが旧約聖書を描いた創作者と映画化したスタッフの思惑だと思う。


http://www.noah-movie.jp/