第二次世界大戦末期のドイツを舞台にした戦争アクション。『エンド・オブ・ウォッチ』の俊英デヴィッド・エアーとタッグを組んだブラッド・ピットが、カリスマ的なリーダーシップを備えた米軍兵士を熱演。戦車部隊に特化したリアルかつ激しいバトル・シーンに加え、戦場の生と死を鮮烈に描くヒューマン・ドラマも観る者の心を揺さぶる大作だ。




という触れ込みの「死屍累々戦争はなんてひどいんだ映画」FURYです。 

歴戦の闘いを生き抜いてきたFURY号に、なぜか昨日までワープロ1分60文字打てる訓練を受けた新兵ノーマンが配属され、車長ブラピがノーマン に「戦争とはなんたるものかを」教えこんでいく物語。

ノーマンが「もう、こんなの嫌だ!この戦車から降りる!」と碇シンジのようなクソセリフを吐くんだけど、車長ブラピがなかなかの鬼畜っぷりで囚えたドイツ兵を捕まえて「おまえがこいつの背中に風穴を開けろ!」と無理矢理撃たせてノーマンを廃人にさせたりする。なかなかの鬼畜米兵を演出しており好感が持てた。そういうかんじで「死屍累々戦争ひどいよ映画」なストーリーが進んでいく感じ。


ツッコミ所として
  1. Tiger1の88mm榴弾でM4の砲塔ごと吹っ飛んだり
  2. 200人のドイツ兵から四方から撃たれてるのに キューポラ横の外付け50mmで撃ちまくっても車長ブラピには当たらなかったり
  3. Tiger戦車相手に装甲薄いM4が並走3台で正面からつっこんでいったり(一度ブッシュに隠れてから包囲網を形成しつつ背後を取ったほうが効果的じゃねーのか!Σ(゚目゚;)noobか!)
とツッコミどころは満載ですが、映画を面白くする上ではまぁアリかな。と。派手だし。機銃の軌跡が判るようにレーザービームのように線で「跳弾してますよ!」と言ってるところも作り手の親切と受け取りたい。

 まぁここまで戦車にアプローチした映画はあんまなかったのではないだろうか?そういう意味で未知だったので結構楽しめた。★★★★☆。★3.5くらい。WoTやってる人なら★4.2くらいじゃないだろうか。戦車知らない人は★3.2くらいかな。


Yahoo映画では ★3.69。まぁ妥当な評価じゃろう。


映画フューリー公式: 
http://fury-movie.jp/