44歳の独身男ジョン:メイの仕事は、街で孤独死した住人を調査すること。そして、住人の人生にあった音楽を選び ジョンは独り故人を弔ってきた。とある日、 上司に呼び出されてリストラを告げられ最後の仕事《調査》にとりかかる。


と言った内容の映画。
この映画は、結論から言うと水木しげるフィルタを通して見るべきだと思った。故人の人生を辿っていくウチに故人の「死」と、人の「人生」がリンクしていき、ドラマは進んでいく。「死」のスタンスから「生」を見ていく感じが実にシュール。間のとり方も絶妙でいい空気感がでている。このカンジが実に水木しげるなかんじなのだ。ぽわーっとかぼわーんとかそういうかんじ。
 
そして、ジョンメイはとあるゴールに辿り着くのだけれどそれが衝撃的すぎる結末で 、結構重いオチになってます。「生きたいから生きる」ではなく「生かされているからありがたく生きる」という謙虚な気持ちにさせてくれる映画だった。

★★★★★ 星5つ。 
たまには静かに落ち着いて見れるいい映画だと思う。オススメ。



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